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遺骨で作った仏像がある!?
2015/01/11
日本は人が亡くなった場合に火葬してお遺骨にする国です。お遺骨は通常先祖代々の墓に納めたり、最近では樹木葬、散骨など供養の形式は様々です。
最近では石にしたりダイヤにしたりなんて方法もあって驚きますが、もっと驚くのが…
「人の遺骨を集めて仏像をつくる」
そんなお寺が、数は少ないものの全国に数カ所あるのです。またこの遺骨で作った仏像をお骨仏(コツボトケ)と言います。
一番有名なのが大阪にある『一心寺』さんで、明治20年にお骨仏を始めたそうです。
もとは年中無休でおせがきの法要を営む常施餓鬼法要が始まり、納骨に訪れる方が後を絶たず、納骨されたご遺骨をもっとも丁重にお祀りするためにお骨仏の造立が発願されたという事。
現在までに13体の骨仏が約200万人のお遺骨からつくられていますが、寺に祀られているのは7体のみ…第一期から第六期までの骨仏は戦前のもので戦火により焼失してしまったそうです。
この骨仏…10年毎に建造・開眼されるそうで、次の開眼予定は平成29年です。
死んだら仏様になるとは良く言いますが、これこそ文字通り仏様になるってやつですね。あまり知られていないだけで、これを知ったらもっと多くの人が希望するのかもしれません。
ちなみに東京では大田区の『本寿院』さんに骨仏が祀られており、こちらも宗派関係なく納骨が可能です。
皆さんは「お骨仏」…どう思いますか?
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