「葬祭ディレクターの独り言」は葬儀のあれこれを紹介します。

そもそも皆さんは棺を見た事があるでしょうか。

大抵の方は一度くらい葬儀に参列されているので見たことがあるでしょう。

でもそんなに熱心に棺の大きさなんかは気にしませんよね。普通は大事な故人様の安らかな寝顔に向けて話しかけているかと思いますのでそんなことは考えないでしょう。

でもあの棺…実は結構小さいんですよね。

一般的には6尺(181㎝)の棺を用意します。もちろんこれにはお相撲さんやレスラーは入りませんね。

お亡くなりになる方の大半は高齢の方でそんなに背の高い人もまれなので大体こちらの棺に収まります。ただし175㎝くらいの方は要注意！

6尺と言っても棺の壁面の幅で175～178㎝くらいになりますし、お亡くなりになった方はつま先が伸びて硬直するため、身長が通常より伸びます。※背伸びしてる感じですね。

仮に入ったとしてもキチキチは可愛そうなので6.25尺か6.5尺に変えてあげたほうが良いでしょう。

で、お相撲さんやレスラーは当然特注になります。6.5尺では足りないでしょうし、そもそも横幅で窮屈になります。

場合によってはお腹が大きかったりすると蓋が閉まらない…なんて事もあるので高さもなければいけませんね。

まぁ、棺は特注で間に合ったとして…次は火葬炉です！

大きさにもよりますが、普通の火葬炉…入りません！

でもご安心を！比較的最近できた火葬場であれば大抵の場合ずらっと並ぶ炉の中に一つだけ大きめの火葬炉が用意されています。ただし古い施設だと無い場合もありますから、その時は隣町などに行く必要がありますね。

…うん…大変です。

実は私も身長187㎝、体重115㎏とかなり大きめです…

同じく体の大きなあなた！…残された遺族が大変な思いをしないように今からダイエット…一緒に頑張りましょう(笑)