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桂米朝さん死去
2015/04/01
皆さんテレビや新聞、あるいはネットでご存知かと思います…
先日、上方文化の発展を先導し、先月19日に89歳で亡くなった人間国宝で文化勲章受章の上方落語家、桂米朝さんの葬場祭(葬儀)が大阪府の葬儀会館で営まれました。
上記葬場祭の言い方やテレビでの報道等をみてもわかるとおり(わかるかな?)神式でのお別れですね。
※葬場祭だと分かりずらいかと思いますので以下葬儀と書きます!
桂米朝さん…生前には存じ上げていなかったのですが、大変な方です。
葬儀では上方落語協会会長の桂文枝さん、タレントの西川きよしさん、元タレントの上岡龍太郎さんら芸能界関係者やファンら約1500人が参列して最後の別れを告げました。
そしてなんと、天皇陛下から弔意も寄せられています。
落語家初の文化勲章も受賞しているそうです。
葬儀は時折雨が降る中営まれ、生前の行いを尊んで贈る名「諡(おくりな)」は「故中川清大人之命(こなかがわきよしうしのみこと)」となりました。※仏式で言う戒名のことですね。
喪主は米朝さんの長男で落語家の桂米団治さんが務め、「自分の父親は遠い存在だったが、それが何故かわかった…皆のお父さんだったからだ」と言う言葉はとても印象に残りました。
式場に通じる通路には、米朝さんが愛用した着物など生前ゆかりの品が並べられ、祭壇には、約1200人が参列した24日の通夜と同じく優しい表情の遺影、白いコチョウランやユリで飾られました。
弔辞では多くの参列者が米朝さんとの思い出などを語り、文枝さんが「心優しく、涙もろく、知と情を併せ持った人だった。戦後風前のともしびだった上方落語を残してくれた血のにじむような努力を、無駄にしないよう努力してまいります」と語っていました。
個人的には桂ざこばさんが好きなので、会見などで号泣している姿をみてもらい泣きしそうになりましたね。(やしきたかじんさんが亡くなった時のざこばさんにももらい泣きをくらったのを思い出します)
出棺の際も米朝さんらしく、高座に上がる際の出囃子(でばやし)「三下(さんさが)り羯鼓(かっこ)」が演奏され、大勢のファンが「上方の至宝」の旅立ちを見送ったそうです。
ご冥福をお祈りします。
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