「葬祭ディレクターの独り言」は葬儀のあれこれを紹介します。

先日フィリピン国籍の方のご葬儀を執り行わせて頂きました。

火葬のみの簡易な葬儀ではありましたが、職場のご友人もかけつけるなど大変心のこもった温かいご葬儀でした。

故人様は設備関係のお仕事をされており、同じくフィリピン国籍の奥様と二人…海を隔てた日本で生活されていました。

どのような流れで日本で働かれているのかまでは踏み込んで聞いておりません。※そこまではなかなか聞けませんよね…

ただ、しっかりと地に足を付けて生活をされていたことや、知らせてもいないにもかかわらず、どこからか聞きつけた友人が最後のお別れにいらした事からも、皆に信頼され、愛される方だったのだろうと思います。

まだまだ若い方でしたので、奥様も動かなくなった自分の夫に何度も語り掛けながら泣いていました。

もし自分が海外で生活を行い、何らかの原因で命を落としてしまった時…故人様のように多くの方に囲まれながら見送ってもらえるのか…

…まぁ文章にするのは難しいんですが、心に残るものがあったため書かせて頂きました。

ご冥福をお祈りいたします。