お通夜と葬儀…どうして二日間なのか?

2015/10/21

…疑問に思ったことはありませんか?

そもそも近しい親族がお亡くなりになって葬儀をする…とならない限りは葬儀についてあれこれ考える事もないかもしれませんね。

逆に当たり前のこと過ぎて考えない方もいるかも…

でも言われてみると「何故なんだろう?」と不思議に思う事なんですよね。※少なくとも私は…

まず初めに、必ず必要なのは「葬儀・告別式」です。

葬儀と告別式は混同されがちですが、本来別の意味を持っており、葬儀は「宗教的な儀式」で告別式は「最後の別れを告げる儀式」なんですね。

最近では本来御逝去から七日目に行う初七日もこの告別式で「式中初七日」として行う事が増えてきました…現代に合わせて色々簡略化されてるんですね。

で、お通夜も実は簡略化された儀式なんです。

お通夜と言ってイメージするのは18時くらいからお経がはじまり一時間もしないうちに終了、精進落とし、9時頃に散会…という流れを想像されるんではないでしょうか?

でもね…

お通夜というのは元来親しい人と最後の夜を、お酒を酌み交わし在りし日の故人を偲びながら、「一晩中」過ごす儀式で、その間ろうそくの灯や線香をたやさないようにしていたんですね。

まさに「夜を通す」…お通夜

ですから極端な話ご自宅で線香の灯を絶やさずに親しい人だけで朝まで語り明かすだけでも立派なお通夜なんですね。

今では一晩中付き添う事も少なくなってきましたし、式場に宿泊することが出来ない場合もあります。

まぁ長くなってしまいましたが、お通夜にも葬儀・告別式にもしっかりとした意味があり現在の形になっているという事です。

ただ通夜・葬儀・告別式の意味を理解し、しっかりと送ってあげられるのであれば形式にこだわる必要はないのかな…と勝手に思っています。


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