「葬祭ディレクターの独り言」は葬儀のあれこれを紹介します。

お坊さんと言えばその名の通り「坊主頭」が一般的に思い浮かびますよね？なんで山Pは坊主じゃないのか…

そもそもなぜ坊主頭にするのかというと髪は煩悩の象徴とする説があるからなんですね。

私ももちろん聖人でもなければ何かを悟ったわけでもないので、常に様々な欲（煩悩）が生まれてくるわけです。その様を髪の毛に移して「煩悩は剃っても剃っ ても生えてくる。この煩悩にまみれた自身の執着を髪の毛と一緒に削ぎ落とす」…という事で剃るんですね…って伝わりましたかね…

「じゃあ髪の毛のあるお坊さんは煩悩だらけじゃない」という声も聞こえてきそうですが、これはこれで「剃髪することに執着することもまた煩悩」という考え の宗派もありますし、時代の移り変わりで他の業務に差し支えることもあるために有髪を認める宗派も出てきたそうです。まぁどんな業務に差支えがあるんだ！ なんて考えたらよくわかりませんがね。
※御導師が剃髪しないことを有髪（うはつ）と言います。

この有髪…うちのお坊さんも髪の毛あるぞって方も多いと思いますが、その場合可能性が高いのが「浄土真宗」

だから山Pは浄土真宗の可能性が高いかな？と思いましたが、このドラマを御覧になられた御導師様と世間話で聞いた感じですと、「ん～なんだろう。般若心経唱えてたけど戒名ぼかしはいってるし御本尊もなかったし…適当なのかもね」との事。

……話が進むにつれて特定されるのかどうなのか。

皆さん気になるところですね…いやならないか