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新生活制度…って何?
2014/09/22
葬儀には地域によってさまざまな歴史や風習があります。
今日は群馬県に色濃く残る『新生活』について…
新生活というと思い浮かべるのは、学校の卒業後、転職後、
引っ越し後などで使う「新生活」ですよね?
葬儀でいう『新生活』とは葬儀での香典・返礼品に関わる制度の事!
通常葬儀の参列するときにはご香典を持っていきます。
その時にだいたい5,000円~10,000円を包むのが一般的ですね。
ただ、この新生活制度は相場より少ない1,000円~3,000円をご香典と
するかわりに返礼品は受け取らず、会葬礼状のみを頂き、ご焼香をして
そのまま帰る…というもの。
これは敗戦直後の日本が貧しい時代に、見栄を張るようなことはやめよう
…ということでできた制度だと言われています。
当時は北関東を中心に様々な地域で見られたそうですが、高度経済成長とともに
徐々に減っていき今では群馬県と一部北関東のみの風習になっています。
実際に群馬で葬儀を行った場合、受付には「親族」「一般」「新生活」と分けて看板が
置かれる風景を見ることが出来ます。
また、群馬県各市では新生活制度を積極的に呼びかけたりもしており、懐事情がサミシイ!
…って方には助かる制度ですよね。
※葬儀業界1年目…世界遺産になった富岡製糸場で有名な群馬県富岡市の
ご家族を担当させていただいた際に、恥ずかしながらご家族のかたがたに色々と教えて頂きました。
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