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仏式葬儀っていつから?
2014/11/09
日本人の葬儀は95%仏式で行われます。
日本人と仏式葬儀の関わりは奈良時代からなのですが、基本的に社会的地位の高い階級の人たちの葬送方法でした。
民衆にも広まったのは江戸時代初期頃で、幕府が「宗旨人別帳」を定めたことがきっかけです。
ん?「宗旨人別帳(しゅうしにんべっちょう)」って何?
これは今でいう戸籍のような役割のもので、これを寺院が管理するようになったんですね。
実際のところはキリシタンの取り締まりを名目に行われた制度なんですが、これを「寺請制度」と言い、必然的に民衆は寺請をしてもらう寺院の檀家となったんですね。
…そりゃ仏式葬儀が多いわけです。
まぁもちろん戸籍を管理している寺院は高い地位にあったわけですが、明治に入って「神仏分離令」が出され「廃仏毀釈」が行われると、地位は一気に弱くなるわけです。
でもね!さすがに長い歴史の中で基盤が出来ていたお寺と檀家さんの関係ですから、その関係は崩れずに仏式葬儀が定着していったんですね!
私も〇〇宗の檀家だっ…って知ったのは父が亡くなった時初めてでした。そう…あなたも知らないだけでどこかしらの寺院の檀家なのかもしれません。
※「神仏分離令」「廃仏毀釈」がわからない人は調べてみてください。そんな事があったんだ…なんて結構面白いですよ!
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